あらすじ・内容紹介
「語り」はなぜ人の心を動かすのか?
世の中あちらを向いてもこちらを向いても暗い話ばかり。ギスギスとした時代を生き抜くには、落語の笑いと仏教の智慧が役に立つ!江戸時代に成立し、今も広く親しまれる伝統芸能の落語。落語の起源には諸説あるが、お寺での説法の最中、聴衆が寝ないように挟んだ退屈まぎれの小話がその一つにあるという。実際、古典落語の中には仏教の教えや、仏教の説く生き方にまつわる演目がいくつもある。
落語と仏教の関係から浮かび上がるのは、語りの力、そして笑いによる救いだ。「無常」「無我」「慈悲」など、仏教の基本的かつ根本的な教えを学びつつ、世の中のしがらみを相対化する視点を、落語の笑いを通じて身につける。