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娘が母を殺すには?の表紙

娘が母を殺すには?

三宅香帆

出版社
PLANETS/第二次惑星開発委員会
発売日
2024年05月15日頃
ISBN
9784911149010
レビュー
4.1(65件)
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あらすじ・内容紹介

10万部超えベストセラー『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』三宅香帆の最新刊!
「母」の呪いに、小説・漫画・ドラマ・映画等のフィクションはどう向き合ってきたのか?「母」との関係に悩むすべての「娘」たちに贈る、渾身の文芸評論!

「毒母」「呪い」「母がしんどい」「母が重い」--いまや社会現象となっている「母と娘の葛藤」は、フィクション作品の中でも繰り返し描かれ、その解法が探られてきた。

本書では、注目の若手批評家・三宅香帆の視点をもとに、「母と娘の物語」を描いた作品を分析し、「母娘問題」のひとつの「解」--「母殺し」の具体的方法を提示する。

「あまりに物騒なタイトルに、いささか驚いた人もいるかもしれないが、もちろん「母殺し」とは、物理的な殺人を意味するものではない。そうではなく、本書で主張したいのは、古来多くのフィクションが、息子の成熟の物語として「父殺し」を描いてきたように、娘もまた精神的な位相において「母殺し」をおこなう必要があるのではないか、ということだ。」--まえがきより

【本書で取り上げる作品一覧】
『イグアナの娘』『ポーの一族』『残酷な神が支配する』萩尾望都/『砂時計』芦原妃名子/『日出処の天子』山岸凉子/『イマジン』槇村さとる/『なんて素敵にジャパネスク』氷室冴子/『乳と卵』川上未映子/『爪と目』藤野可織/『吹上奇譚』『キッチン』『大川端奇譚』吉本ばなな/『銀の夜』角田光代/『凪のお暇』コナリミサト/『SPY×FAMILY』遠藤達哉/『Mother』『カルテット』『大豆田とわ子と三人の元夫』坂元裕二/『くるまの娘』宇佐見りん/『愛すべき娘たち』よしながふみ/『私ときどきレッサーパンダ』ドミー・シー/『娘について』キム・ヘジン/『肥満体恐怖症』『最愛の子ども』松浦理英子/『母という呪縛 娘という牢獄』齊藤彩

【目次】
第一章 「母殺し」の困難
1 母が私を許さない 
2 母が死ぬ物語ー「イグアナの娘」『砂時計』「肥満体恐怖症」 
3 「母殺し」はなぜ難しいのか?

第二章 「母殺し」の実践
1 対幻想による代替ー1970〜1980年代の「母殺し」の実践 
2 虚構による代替ー1990年代の「母殺し」の実践 
3 母を嫌悪するー2000年代以降の「母殺し」の実践

第三章 「母殺し」の再生産
1 自ら「母」になるーもうひとつの「母殺し」の実践 
2 夫の問題 
3 父の問題 

第四章 「母殺し」の脱構築
1 母と娘の脱構築 
2 二項対立からの脱却 
3 「母殺し」の物語

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