あらすじ・内容紹介
現代演劇に多大な影響を与えた鬼才・唐十郎。シュルレアリスム研究の第一人者・巖谷國士と『唐十郎のせりふ』を著した詩人の新井高子が、唐十郎の演劇の本質と戦後の文化を探る。土方巽+唐十郎の伝説的対談、人間・唐十郎を回顧する役者のエッセイなども収録。
第一部 日本の戦後とシュルレアリスム
対話ーー巖谷國士+新井高子
プロローグ 唐十郎戯曲『ジョン・シルバー』より
第一回 唐十郎とシュルレアリスム
第二回 唐十郎の巨大な耳
第三回 土方巽と唐十郎
第四回 唐十郎と日本の戦後文化
第二部 源流と戦後史をさぐる
プロローグ 唐十郎戯曲『ジャガーの眼』より
唐十郎講義 隘路のアルトー
--横浜国立大学初講義「舞台芸術論」
新井高子返信 焼け跡がそこにある
--〈唐十郎・横浜国立大学初講義〉を読む
唐十郎講義 詩人の兄貴たちーー土方巽と寺山修司
明治大学人文科学研究所主催
公開文化講座「交響する東北──その民俗・芸能・文学」より
新井高子返信 馬賊の夢、闇の目ーー唐十郎の父母を追いかける
資料篇
土方巽+唐十郎対談 光と闇を駆け抜ける
巖谷國士エッセー選 劇評とオマージュ
唐十郎はもういない 2024年9月7日/逢魔が時のために 2014年秋 劇団唐組公演『紙芝居の絵の町で』/黒いシェパードのために 2009年秋 劇団唐組公演『盲導犬』/唐十郎のモノがたり 2008年春 劇団唐組公演『夕坂童子』をめぐって/奈落の蛇のために 1977年夏 状況劇場公演『蛇姫様──我が心の奈蛇』/私自身をうつす鏡 唐十郎と状況劇場 1977年夏(同前)/エッセー選 後記
役者たちが綴る 人間・唐十郎
近藤結宥花 またお会いしましょう/赤松由美 唐さんの声が聞こえる/土屋真衣 紅テントの主
エピローグ 唐十郎戯曲『夕坂童子』より
対話による批評──あとがきにかえて 新井高子