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取調室のハシビロコウの表紙

取調室のハシビロコウ

江口大和

出版社
時事通信出版局
発売日
2026年01月07日
ISBN
9784788720749
レビュー
3.9(14件)
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あらすじ・内容紹介

罵詈雑言を浴びせられる57時間の取調べ、
家族や友人に会えない250日間の勾留に、
あなたは耐えられますか?

どこにでもいる普通の夫・一児の父が尊厳をかけて闘った実話

弁護士だった江口大和さんは、2018年10月、交通事故を起こした男にうその供述をさせたとして、犯人隠避教唆の疑いで横浜地検に逮捕された。任意の取調べでは一貫して事実無根を主張し、逮捕後の取調べでは黙秘に徹した。黙秘する江口さんに、検事は驚くべきふるまいに出た!! 「ガキ」「お子ちゃま」と子ども扱いをし、江口さんの中学生時代の成績表を取り寄せて数学と理科の成績を揶揄。その他にも罵詈雑言のオンパレード(※)。勾留は250日に及び、その間、家族や友人との面会はおろか、手紙のやりとりも禁止されていた。幾度となく接見禁止の解除や保釈を求めても、裁判所の壁が立ちはだかる……。いつ外に出られるのか? いつ家族に会えるのか? 有罪になるのか再逮捕はあるのかーー。本書は江口さんの獄中メモを下敷きに、逮捕から今なお続く国家賠償訴訟の行方まで、約7年にわたる闘いをつぶさに記録したノンフィクション。黙秘権のあり方や人質司法の問題点を世に問う1冊です。


本書は、単に獄中の体験をスケッチするにとどまらず、人を裁判にかけるための仕組みが、生身の人の心をどう変えてゆくのかを見つめている。

・検察官の取調べの実態について、当事者として体験した内容をもとに、できるだけわかりやすく分析した(第1章)。

・逮捕から保釈までの間に、被疑者の心がどのように揺れ、変化してゆくのかを、獄中でつけたメモをもとにリアルタイムで描いた(第2章〜第6章)。

・裁判で何度も敗れながらも、そこからどのように立ちなおり、ふたたび前を向いて歩みを続けたのか、その過程をたどった(第7章)。

・人質司法のメカニズムを、当事者としての体験をもとに多角的に考察した(補論)。



*本書の売り上げの一部は、人質司法なくすための活動に寄付します。

推薦文:
憲法で擁護されている黙秘権を行使すると検事から名誉を毀損され、侮辱される。被告人は誰でもこんな国から逃げ出したくなる。佐藤優(作家・元外務省主任分析官)
プロローグ それはある日、突然に

第1章 しゃべらなければ終わらない

第2章 時間と名前が消える部屋

第3章 再スタートの甘い誘惑

第4章 見えない敵に悩む日々

第5章 思い出ぶかい隣人たち

第6章 再会までの長い道

第7章 負けてもふたたび立ちあがる

最終章 やられっぱなしじゃいられない

補論 人質司法とはなにか

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