あらすじ・内容紹介
月に一度ほど、下北沢には靄のかかる晩があるという。
そんな夜は、用心したほうがいい。
“時空の裂け目”に、のみ込まれてしまうからだーー。
「下北沢のあのあたりは、少し時空がずれていたのかもしれない。」
ーー吉本ばなな(巻末書き下ろし解説)
迷い込んだ昭和の街、異世界に繋がる非常階段、
祭囃子が鳴り響くキャンパス、そして、亡き愛犬との再会……
テレビやYouTubeで話題の
「下北沢タイムリープ」の著者が描く
読後、言葉を失うエッセイ集。
ふらりと入った下北沢の焼肉店で、
昭和に迷い込んだとしか思えない光景を目にする。
数年後、その夜の出来事を裏づけるような不可解なLINEが届き……。
(--靄のかかる下北沢にご用心)
開いている非常階段の扉から中へ入った途端、
“場所”も“時間”も狂った世界へと迷い込んでしまう。
元の世界には、どうやって戻ったらいいのか?
(--開いている扉にご用心)
高尾山キャンパス。ここでは不可思議な現象が多発する。
あるとき、どこからか祭囃子が聞こえてきて……。
(--祭囃子にご用心)
行く先々で、同じ見知らぬ老人がじっとこちらを見つめている。
ありえない場所に現れつづける、その人物の正体とは。
(--見知らぬ人の視線にご用心)
……ほか5編、コラム2編収録。
日常のすぐ隣にある、説明のつかない出来事を綴った体験エッセイ。
この先にあるのは、もしかしたら、あなたがまだ知らない世界の話。
でも、“いつか”あなた自身が体験することになるのかもしれない。
◉靄のかかる下北沢にご用心
◉未来人にご用心
◉夢の世界にご用心
◉赦しの声にご用心
◉開いている扉にご用心
◉謎の少年にご用心
◉祭囃子にご用心
◉見知らぬ人の視線にご用心
◉診察室にご用心
◉解説のようなもの 吉本ばなな