あらすじ・内容紹介
学校での〈生きづらさ〉をほぐし、1人1人の子どもの存在を承認し、
子どもの声がしっかりと受け止められる、真に子どもの権利が守られる学校へ!
子どもの権利条約が日本で批准された1994 年からおよそ30 年が経ち、直近ではこども基本法が制定され、同時にこども家庭庁も新設されています。しかし、まだまだ学校の日常には〈生きづらさ〉が蔓延してはいないでしょうか。「休み時間に、休めない」「不登校の子はあちらへ」「並び方は背の順? 」「暑すぎる教室」……。
教育学者で「学校の自腹」「隠れ教育費」で有名な福嶋先生が、学校内の身近な権利侵害の実態をエッセー風に綴り、権利保障に向けたヒントを示していきます。本書をきっかけに子どもの権利とは何かを学び直し、教師・保護者の権利保障も含め、学校を少しでも居心地のいい場所にしていきましょう。
■担当者コメント
「子どもの権利保障」というと「理念が高尚すぎて考えられない」、あるいは「そんなの子どものわがままを認めるだけ」と様々な誤解があります。そんな難しい話ではありません。子どもたちの声にもう一度耳を傾け、できるところから支援をしてみませんか。本書は日常の〈生きづらさ〉をほぐし、居心地のいい学校づくりへの道筋を照らしてくれます。
はじめに
第1章 子どもの「不安」をほどく
休み時間に、休めない
毎日、誰かが、体調不良
身体って、プライベートゾーン
揺らぐ「水泳」の授業
あの子が保健室に来る理由
「万全の体制」で入試を
コラム1 どうする? ランドセル
第2章 「学校の子ども」と「家庭の子ども」をつなぐ
早起きは三文の徳?
不登校家庭のお金事情
名字と家族
不登校の子はあちらへどうぞ
言語の壁
知らないと、見えない
コラム2 一番の障害物は「負の感情」
第3章 学校の「当たり前」をほぐす
ボクには、暑すぎる
自腹に支えられる学校
並び方の基準
「怖い」、を笑わないで
子どもと大人の間にあるモノ
居心地の良い場所
コラム3 地域が「根」を張る教育
コラム4 体験の費用と体験の価値
おわりに
解説ーー柳澤 靖明