あらすじ・内容紹介
私たちの世界は多くの「音」と「声」に満ち溢れている。「音」と「声」により様々な情報が発信・受信され、私たちの生活を彩り、包み込み、構成している。普段意識することのない「音」「声」が人間の営みをいかに切り結んできたのかを振り返るとともに、「音」「声」というメディアの必要性を問い直す。
はしがき
◆第1部 声と思考、音と人間の欲望
第1章 人間と音、声の関わり史 -太古の音と声のコミュニケーションの始まりー
第2章 人間の聴覚とコミュニケーション -発話と聞こえの仕組み(1)-
第3章 声は人間が生み出すハーモニー -発話と聞こえの仕組み(2)-
◆第2部 音と声を運ぶ音声メディア
第4章 瞽女と声の郵便 -移動する声のメディアと身体ー
第5章 社会に遍在する女性の声とジェンダー -自動音声はなぜ女性声なのかー
第6章 声のルッキズム -ジェンダーから声の社会性を読み解くー
第7章 音や声を残す欲望 -オルゴールとレコード、エジソンと死者の声ー
第8章 閉じた空間での音声メディアの存在 -ナロウキャストラジオの存在と意味ー
◆第3部 人を助け、人を苦しめる音声メディア
第9章 騒音と静寂 -音と声をめぐる環境と社会ー
第10章 声のダークサイド -声が命を奪う 戦争と声のプロパガンダー
第11章 非日常と日常をつなぐ声 -災害時にラジオが求められるもう一つの理由ー
終 章 日本文化における音と声 -豊かな文化との調和ー
あとがき
事項索引
人名索引