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観光公害 インバウンド4000万人時代の副作用の表紙

観光公害 インバウンド4000万人時代の副作用

佐滝 剛弘

出版社
祥伝社
発売日
2019年07月01日頃
ISBN
9784396115746
レビュー
3.3(8件)
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あらすじ・内容紹介

日本政府は2020年に訪日外国人観光客数4,000万人の誘致を目指している。2018年は約3,200万人、その前年(2017年)は2869万人だった。

こうしたインバウンドの加速度的増加は、旅行者による観光地での消費拡大という“光”をもたらす一方、地元住民とのトラブルや環境破壊などの“影”も生んだ。

これを「観光公害」(オーバーツーリズム)と呼び、すでに社会問題化している。

無遠慮にカメラを向ける“舞妓パパラッチ”が有名な京都に住み、京都の大学で観光学を教える(国内観光地理、観光リソース、観光ビジネスなど)著者は、生活レベルでの観光公害も知る数少ない論者だ。

また、世界遺産マイスターの資格を持つ著者は、京都のみならず日本各地、およびバルセロナやヴェネツィアなど国外の観光地にも足を運び、徹底したフィールドワークで観光公害の実態を提示する。

観光公害の本質的問題とは何か。どうすれば観光公害はなくなるのか。
<b>第一章 変容する千年の古都</b>

押し寄せる外国人観光客に占拠される著名寺院

祇園白川のお花見狂騒曲

すっかり有名になった「市バス」問題

一週間に一軒、どこまで続くホテルの開業ラッシュ

舞妓・芸妓パパラッチ

京都っ子の台所「錦市場」は食べ歩き天国に

京都に宿泊する四人に一人は外国人


<b>第二章 「観光公害」とは何か</b>

インターネットが「観光」を変えた

日本政府のインバウンド対策はどうなっているのか

「オーバーツーリズム」の形態ーー“悪者”は観光客だけなのか


<b>第三章 日本各地の「オーバーツーリズム」</b>

大阪・ミナミは完全に外国

予約が取れない「ひかり」問題

クルーズ船が寄港しても、地元にお金が落ちないのはなぜ?

ゲレンデが外国人で埋まる

ホテルは必要? 白川郷

不便なアクセスが「観光公害」を防いでいる小笠原


<b>第四章 「海外の有名観光地」の現実</b>

「観光公害」の代表都市その1 ドゥブロブニク(クロアチア)

「観光公害」の代表都市その2 ヴェネツィア(イタリア)

「観光公害」の代表都市その3 バルセロナ(スペイン)

強力な法律で民泊をコントロール

景観重視で車を排除


<b>第五章 観光公害を解決するには</b>

バスの利用で市民と観光客の分離が実現

市民と観光客の分離ーー中国・コロンス島の場合

「江ノ電」の社会実験

導入されるか? ロードプライシング

年々規制を厳しくするマチュピチュ

「観光よりも遺産保護」の動きはヨーロッパでも

世界遺産と引き換えに立ち入り禁止に


<b>第六章 誰のための「観光」か</b>

「観光の原点」を考える

「DMO」に託される希望

「交流人口」を重視する時代へ

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