あらすじ・内容紹介
さよなら、宗教。
真宗王国・北陸で厳格なクリスチャンの元に育った上野千鶴子。父に反抗して棄教した十代、仏教やインド哲学、そしてフェミニズムと社会学との出会い、大学闘争の記憶と親しかった人との別れと看取り。宗教はいらないと確信するまでの波乱に満ちた宗教遍歴と、スピリチュアルケアや終末期医療への洞察。「スピ系」を嫌う著者が語る、内省的な思索と回想。
装幀:高木達樹
前口上
1 クリスチャン・ファミリーに生まれて/わたしの宗教遍歴
2 瞑想と沈黙/出家という還相/スピ(リチュアル)系の人々/日本人の宗教観/あの世はあるか
3 大学闘争/時を超えた書物/うたのわかれ/社会学者というしごと
4 ノロとサニワ/女性学との出会い/連合赤軍とオウム真理教
5 介護現場へ/ブルータス、おまえもか/スピリチュアルケア/臨床宗教師の登場とは/こんなはずじゃなかった
6 死の教育/ボーヴォワールの「さよなら」/色川さんの看取り/生き延びるための思想/「尊厳死」より「尊厳生」を
おわりに
あとがき