あらすじ・内容紹介
その「自由」が、独裁を招く。
トランプ政権の登場、世界的な社会の分断、民主主義の後退ーー
いま世界で起きている異変は1930年代のヨーロッパの危機を想起させる。
ドラッカーとフクヤマの思想を縦横に駆使し、行き過ぎたリベラリズムがなぜ民主主義を壊すのか、その構造を解き明かす。
なぜ人は、自由を手放してまで独裁者に身を委ねるのか。
ドラッカーは1930年代、ファシズムの原因を「大衆の絶望」に見た。
孤立、不安、社会の分断はいかにして全体主義を呼び込むのか。
ファシズムの正体を問い直し、その発生条件を見極め、民主主義再生の道を探る本格論考。
はじめに
第一章 ドラッカーのヒットラー観ーナチズムは何をしようとしていたのか
第二章 ドラッカーのファシズムについての分析と考察
第三章 ファシズムの判別方法
第四章 ドイツやイタリアのファシズム化の原因
第五章 ファシズム社会の社会組織
第六章 ファシズムとナショナリズム
第七章 全体主義と民主主義
第八章 民主主義とリベラリズムのアンビバレントな関係
第九章 民主主義の再生
あとがき