あらすじ・内容紹介
暴力の歴史を捉えるもう一つの視座
中央集権的な国家の物語から離れ、〈私〉を起点にローカルな構想力を成立させることは、いかにして可能か。新潟等の「核心現場」を舞台に〈近代〉の植民地主義を捉え返し、東アジアにおける平和と共生の論理を探究する。
序章 新潟でつなぐ日本と世界ーー〈コロニアリズム〉と〈近代〉を超える道(佐々木寛)
I 〈コロニアリズム〉と〈近代〉の諸相
第1章 アルジェリア西部オランの歴史ーー都市における被植民者の植民地体験(ダホー・ジェルバル、小山田紀子訳)
第2章 日本近現代史の魅力(アンドルー・ゴードン)
コメント1 今、戦争責任/植民地支配責任を考えるということ(吉澤文寿)
コメント2 日本がジェンダー平等の先進国に追いつくために(堀川祐里)
第3章 日本近代化の速さと遅さーー丸山眞男の視点から (區建英)
II 「ローカル」から世界を照射する
第4章 台湾の多⾔語政策の限界と可能性ーー復興運動の現場から(小林伊織)
第5章 「幸運な都市」に名無しの原爆を幻視するーー一九六四年新潟地震の被災記憶と「戦争」(鈴木俊弘)
第6章 「ローカル」・個人から始まる日中交流ーー世論調査・新潟・『日中関係論』受講生の「声」を事例として(中村貴)
コラム オートエスノグラフィーーー新潟、世界、そして未来をつなぐ研究手法(藤本直生)
あとがきーー国際研究と地方大学、ついでにラジオ局(越智敏夫)