あらすじ・内容紹介
ミステリ史の「死角」を撃つ
ヴァージニア・ウルフは、女性作家にとって最大の困難は、
〈家庭の天使〉を殺すことだったと述べた。
「家庭という名の〈密室〉」に潜む、女性たちの叛逆。
かつて女性は社会の〈周縁〉であり、探偵小説もまた、
文学の〈周縁〉だったーー。
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戦後女性探偵作家たちはなぜペンを執り、なぜ消えたのか?
ジェンダーの規範に挑戦し、既存の枠組みでは回収しきれない「社会の歪み」を炙り出した彼女たちの探偵小説は、抑圧に対する切実な〈抵抗の文学〉だったーー。
忘れられた先駆者たちの足跡を丹念に辿り、日本ミステリ史の空白を埋める渾身の文芸批評。
装幀 毛利一枝
カバー作品 塩田千春「どこかにいる私」