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スクリーンのなかの障害の表紙

スクリーンのなかの障害

塙幸枝

出版社
フィルムアート社
発売日
2024年11月26日頃
ISBN
9784845923113
レビュー
★4.5(3件)
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あらすじ・内容紹介

映画はどのように障害を描いてきたかーー

歴史、物語のパターン、再現による同一化、当事者性⋯⋯様々な角度から映画と障害のつながりを解きほぐす。

三宅唱、田中みゆき推薦。

ろう者の子どもを主人公にした『コーダ あいのうた』がアカデミー賞で作品賞含む3部門に輝くほか、『ドライブ・マイ・カー』『ケイコ 目を澄ませて』『LOVE LIFE』と日本の気鋭の若手監督たちが次々と障害者が登場する作品を手がけている現在。「感動ポルノ」や「共生」といった言葉で単純化することなく、障害の描かれ方、何よりも見つめ方を考え直すべきなのではないか?

「スクリーンのなかで障害がいかに描かれてきたのか、また、より今日的な映画作品のなかで障害がいかに描かれるようになったのか」を論じる本書では、サイレント時代から現代まで「映画における障害者イメージの変遷」をたどり、「スクリーンのなかの障害」の歴史が通時的につづられる。そして、その「障害者イメージの変遷」の土台となる「社会における障害観の変化」がどのように起こったのかを「障害学」の基礎とともに提示していく。

また、歴史をつづるだけでなく、コミュニケーション、障害の再現、当事者性という切り口のもと映画と障害のつながりを捉え直していく。障害を扱う多くの映画がコミュニケーション、「不全」から「達成」へと進行する物語を描いているのはどうしてか? 視覚的・聴覚的な描写によって再現された障害に同一化する際、何かが隠蔽されていないか? 障害者の役は障害当事者しか演じてはいけないのか?といったアクチュアルなテーマが、近年の障害を描いた作品をもとに論じられる。

『レインマン』『フォレスト・ガンプ/一期一会』『アイ・アム・サム』といった名作として語られる作品から、『ワンダー 君は太陽』『最強のふたり』『コーダ あいのうた』などの近年話題となった作品まで、多くの観客を得てきた作品を新しい視点で読み直すきっかけにもなる本書。われわれ観客はどのように障害を見つめていくべきか、思考と議論のための新しい出発点。

【本書で扱う作品】
『フリークス』『ノートルダムのせむし男』『エレファント・マン』『秋のソナタ』『ポーリーヌ』『靴ひも』『レインマン』『フォレスト・ガンプ/一期一会』『カッコーの巣の上で』『ドリーム・チーム』『ワンダー 君は太陽』『最強のふたり』『アイ・アム・サム』『リンガー!替え玉★選手権』『岬の兄妹』『コーダ あいのうた』『サウンド・オブ・メタル 〜聞こえるということ〜』『ケイコ 目を澄ませて』『パーセント』ほか

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