あらすじ・内容紹介
中国の西安からイタリアのローマまで、いにしえの「シルクロード」をバスにものらず、完全に歩き通した若者のまる2年半、1万2000キロ!の旅日記、驚異の記録。
ちょっと信じられないことですが、中国の西安からイタリアのローマまで、いにしえの「シルクロード」を完全に歩き通した若者がいます。まる2年半、1万2000キロ! 途中、バスにも列車にも乗らず、ただただ2本の足でテクテク歩き通したというのですから、驚異としか言いようがありません。そして、これがよほどゴツいタフな男かと思うと、ごく普通の華奢な青年なのです。なにしろ西安からローマまでですから、当然、道中にはいろんなことが起きます。中国、中央アジア、西アジア、そしてヨーロッパ。人も違えば、言葉も習慣も食べ物も違う。泣いたり、笑ったり、怒ったり、びびったり。これぞ究極の青春旅日記です。
第1部 中国
中国
黄土高原 (西安—蘭州)
未開放区という辺境 (蘭州—武威)
沙漠の道連れ (武威—張掖)
オアシス都邑をめぐる (張掖—嘉峪関)
砂の惑星に雨が降る (嘉峪関—安西/敦煌)
西域への扉 (安西—ハミ)
国外退去 (ハミ—ウルムチ)
雪原の逃亡者 (ウルムチ—国境ホルゴス)
第2部 中央アジア
カザフスタン
二重警戒区域 (国境ホルゴス—タスカラス)
逃げる相棒 (タスカラス—アルマータ)
キルギスタン
別れの理由 (アルマータ—サドボエ)
カザフスタン
旅人の駅 (サドボエ—ジャンブル)
草原の国からオアシスの国へ (ジャンブル—タシケント)
ウズベキスタン
ウズベクの流儀 (タシケント—サマルカンド)
街道のざわめき (サマルカンド—トルクメニスタン国境)
トルクメニスタン
カラ・クム横断 (国境—バイラム・アリ)
水を求めて (バイラム・アリ—アシハバード)
入国拒否 (アシハバード—国境グドゥリオルム)
第3部 西アジア
イラン
絶対安静 (国境タンガリ—コルトゥクイ……テヘラン)
カスピ海のほとり (コルトゥクイ—アスターラ)
神が創った宗教 (アスターラ—タブリーズ)
遠い夢の終わり (タブリーズ—国境バザルガン)
トルコ
東部アナトリア高原 (国境ギュルブラック—エルズルム)
分水嶺を越えて (エルズルム—トラブゾン)
屑を背負う少年 (トラブゾン—サムスン)
イスラムへのいざない (サムスン—イスタンブール)
長すぎた滞在 (イスタンブール)
「おはよう」という名の青年 (イスタンブール—国境カプクレ)
第4部 ヨーロッパ
ブルガリア
夏の原風景 (国境カプクレ—国境友情橋)
ルーマニア
素顔の裏道 (友情橋—国境バルシャンド)
ハンガリー
モスクワ広場の異邦人たち (国境バルシャンド—ブダペスト)
沈黙の平原 (ブダペスト—国境レディッチュ)
スロベニア
イタリア前夜 (国境レディッチュ—国境ノバ・ゴーリカ)
イタリア
ベネチアの特等席 (国境カーサ・ロッサ—ベネチア)
二都探訪 (ベネチア—フィレンツェ)
最後の広場で (フィレンツェ—ローマ)