あらすじ・内容紹介
念仏によって救われるとはどういうことか。なぜ念仏によって救われるのか。本書は、この浄土思想の根本問題を明らかにする。
法然、親鸞の思想的源流にして、中国唐代の浄土教の大成者・善導(613〜618)による『観無量寿経』(『観経』)の難解な注釈書『四帖疏』(『観経疏』)を丹念に読み解き、合わせて、江戸期の大谷派講師・香月院深励(1749〜1817)による解説書『観経講義』や『四帖疏講義』を用いてさらに理解を深める。
善導は『観経』を「観仏三昧」だけでなく、「念仏三昧」を説く経であると解釈し、その「念仏三昧」によってこそ、われわれ凡夫は救済されると説く。そして、『観経』のいう「念仏」は、聖者にしかできない「観念の念仏」ではなく、凡夫にも実行可能な「称名念仏」であるという。
それは、「わが名を称えよ、必ず往生させる」と説く弥陀の第十八願「弘誓の願」を想って称えられた念仏のはたらきをいい、凡夫の浄土往生の道を明らかに指し示す。
【目 次】
〔はじめに〕
〔序 章 観経を学ぶに当たって〕
一 観経に説かれる奥深い意味の説明(玄義分)/二 観経の大意(序題門)/三 『仏説観無量寿経』という経題(釈名門)/四 観経の宗と体(宗教門)
〔第一章 序分〕
一 王舎城の悲劇/二 父・?婆娑羅の幽閉(禁父縁)/三 母・韋提希の嘆き(禁母縁)/四 娑婆への愁憂(厭苦縁)/五 浄土往生への願い(欣浄縁)/六 正宗分散善義への序説(散善顕行縁)/七 正宗分定善義への序説(定善示観縁)
〔第二章 正宗分〕
一 「観」の意味再考/二 序分から正宗分への繋がり/三 定善観/四 散善観
〔第三章 得益分〕
〔第四章 流通分〕
一 経名とその由来/二 経所説の要点/三 念仏三昧の比類なき利益/四 付属流通/五 耆闍会での阿難の説法
〔結び〕
〔おわりに〕
【はじめに】
【序 章 観経を学ぶに当たって】
一 観経に説かれる奥深い意味の説明(玄義分)
二 観経の大意(序題門)
三 『仏説観無量寿経』という経題(釈名門)
四 観経の宗と体(宗教門)
【第一章 序分】
一 王舎城の悲劇
二 父・?婆娑羅の幽閉(禁父縁)
三 母・韋提希の嘆き(禁母縁)
四 娑婆への愁憂(厭苦縁)
五 浄土往生への願い(欣浄縁)
六 正宗分散善義への序説(散善顕行縁)
七 正宗分定善義への序説(定善示観縁)
【第二章 正宗分】
一 「観」の意味再考
二 序分から正宗分への繋がり
三 定善観
四 散善観
【第三章 得益分】
【第四章 流通分】
一 経名とその由来
二 経所説の要点
三 念仏三昧の比類なき利益
四 付属流通
五 耆闍会での阿難の説法
【結び】
【おわりに】