あらすじ・内容紹介
★2027年1月にIFRS18が強制適用となり、同時にISA7の改正により、CF計算書が原則第2法限定となる。一方、ASBJはJGAAPにおける「のれんの償却義務」の維持を決定した。
★IFRSを理解するには、その背景にある欧州の文化を理解することが必要不可欠である。2020年1月30日、英国のEU離脱により、ドイツ語とフランス語の能力が、ますます重要になると考えられる。
★§5のΕπεισοδιονの言語比較表には、日本語・英語・仏語・独語・ギリシャ語・ラテン語、ロシア語の比較表で構成されている。また、一部、日本語・古文・漢文・現代中国語の比較表も用意してある。
★本書で取り上げるメイン・テーマは「国際取引における連結上の照合・相殺消去」の概念である。連結会計業務においては、「BS項目の相殺消去」、「PL項目の相殺消去」が行われる。その前段階として、「相殺対象の照合」が行われるが、最初から金額が一致することは非常に稀であり、一般的には何らかの差異が生ずる。
そのため、本社経理部は、子会社・関連会社側から個別財務諸表・相手先別明細・増減明細の収集が終わり、チェックをした後、「照合」→「(許容限度を超える)差異を発見」→「照合差異の原因究明」→「記入漏れ・誤謬等を発見」→「修正」→「照合」・・・という非常に負担の掛かる作業を、許容限度以下に収まるまで何サイクルか繰り返すことが多い。グローバル展開をしている企業、特に製造業グループの連結決算業務においては、この照合業務が非常に大きなウェイトを占めているのが実情である。そこで、本書では前著の「『軽減税率』田淵隆明が語る、IFRS&連結会計」の§8.4を重点的に深めることとする。
また、「『軽減税率』田淵隆明が語る、IFRS&連結会計」でも述べたように、「IFRSでは、何故そのように考えるのか?」を理解するためには、「英語圏以外の欧州人の発想法・文化的基盤」を理解することが必要である。そこで、本書においても、可能な限り、「英語圏以外の欧州人の発想法・文化的基盤」を掘り下げることとした。