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スーパーストームの表紙

スーパーストーム

ノエミ・ビアセットン/清水玲奈

出版社
ビー・エヌ・エヌ
発売日
2026年09月16日頃
ISBN
9784802513784
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あらすじ・内容紹介

政治はいかにイメージを纏うのか?
テクノロジーが答えを書き換え続けるいま、デザインの新たな座標を示す。
政治はイメージで動いている。選挙ポスターからロゴ、SNSのミーム、バイラル動画まで──。

今日の政治的コミュニケーションは、視覚的なイメージの生産・流通・消費によって成立しています。しかし、その渦中にいるはずのデザイナーたちは、イメージが溢れる“メディア”の正体を直視することができていません。デザイン制作物を介さないインタラクション、アルゴリズムによる増幅、ディープフェイク、AI支援の宣伝工作──それらはいつしか、政治が営まれる日常の一部と化しました。著者がこの制御不能な情報環境に与えた名前は、「スーパーストーム」。政治コミュニケーションとニューメディアテクノロジーが絡み合うことで生まれた、誰も予測できない速度と規模で拡大し続けるイメージの嵐です。

本書は、1960年代から現在に至るまでの政治、社会、メディア、テクノロジー、そしてデザインの関係を横断的かつ批判的に読み解きます。オバマ、トランプ、ブレグジット、イタリア極右のSNS活用、コロナ禍で一変した選挙のネット戦略など、具体的な事例を通じて政治的ビジュアル文化の60年を解剖します。嵐に名前をつけ、集団的に語ること──それが、嵐のなか航行するための一つの方法であるはずだ、と。

2024年に英語版(Onomatopee)、2026年にイタリア語版(Krisis Publishing)が刊行され、世界的に注目を集める待望の日本語版。デザイン・メディア・政治に関わるすべての人に手に取ってほしい一冊です。
読者へー著者による解題
[解説] コミュニケーションデザイナーの居場所──日本における「スーパーストーム」 飯田 豊
[序文] よそ見するボーイフレンド シルビオ・ロルッソ

はじめに
ースーパーストームというメタファーについて
ースーパーストームを読む
ー本書の構成
ー研究についての留意点

第1章 スーパーストームの系譜
ニューメディア、政治、そしてデザイン

ー「照明、カメラ、アクション」
ー悪いメディア/良いメディア
ー希望と不信
ーウェザー・リポート 第1号

第2章 スーパーストームの解剖
メディア化された世界におけるデザインの問題

ー主体性とスペクタクル
ー媒介の再構築
ー作者性の問題
ーウェザー・リポート 第2号

第3章 デザインとスーパーストーム 
政治を伴うデザイン/政治についてのデザイン/政治の中のデザイン

ー政治を伴うデザイン
 バラク・オバマの2008年大統領選挙キャンペーン
 ヒラリー・クリントンの2016年のロゴ
ー政治についてのデザイン
 スティーブ・バノン:プロパガンダ回顧展
ー政治の中のデザイン
 「獣」
 ジュゼッペ・コンテの娘たち
ーウェザー・リポート 第3号

結論
ー古い武器、新しい闘い
ーポスト・ノスタルジーの実践に向けて
ースーパーストームを乗り切る

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