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戦争と日本アニメの表紙

戦争と日本アニメ

佐野 明子/堀 ひかり

出版社
青弓社
発売日
2022年01月31日頃
ISBN
9784787274427
レビュー
0.0(1件)
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あらすじ・内容紹介

戦時下で公開された日本初の長篇アニメーション『桃太郎 海の神兵』。その映像テクストを精緻に検証し、作品の社会的な背景を探って、『桃太郎 海の神兵』の映像技法の先駆性・実験性と、アジア・太平洋戦争と日本アニメーションの関わりを明らかにする。
序 章 なぜ、いま、『桃太郎 海の神兵』を再考するのか 佐野明子/堀 ひかり
 1 日本初の長篇アニメーションにして国策映画
 2 方法論ーー映像テクスト分析と映画学
 3 アニメーション研究での本書の意義
 4 『海の神兵』の先行研究について
 5 本書の構成

第1章 『桃太郎の海鷲』の思い出 渡辺 泰

第2章 戦時下のユビキタス的情報空間ーー『桃太郎 海の神兵』を題材に 大塚英志

第3章 『桃太郎 海の神兵』の異種混交性ーーテクストの越境性とナショナリズム言説について 堀 ひかり
 1 「日本の漫画映画」を確立したい
 2 「日本の漫画といふ型」「新しいタイプ」としての『海の神兵』
 3 芸術映画社と「文化映画」
 4 「文化映画的要素」と「娯楽的要素」
 5 「芸術性」とフルアニメーション、そして『ファンタジア』

第4章 『桃太郎 海の神兵』における表象のユートピアーー虚構のリアリティーならびに〈擬獣化〉の起源 秦 剛
 1 「海鷲」の作られる身体
 2 擬人法のメカニズム
 3 ジャングルの虚構と現実
 4 「特攻死」と「擬獣化」の時代

コラム 中国で先行封切りされた『桃太郎の海鷲』 秦 剛

第5章 戦時下映画業界の統制とアニメーションーー文化映画会社統合と軍委嘱映画 木村智哉
 1 松竹によるアニメーション映画製作
 2 文化映画製作会社と「委嘱映画」
 3 情報局による文化映画会社の戦時下統合
 4 軍からの委嘱映画製作

第6章 『桃太郎 海の神兵』の実験と宣伝 佐野明子
 1 影絵アニメーションの新規性と意義
 2 ミュージカルの宣伝力
 3 音楽と映像の同期
 4 色彩と空間の演出
 5 物語映画の話法をもつアニメーション・ドキュメンタリー
 6 マルチプレーン・カメラによる対比的な空間とアニメティズムの萌芽

第7章 セルロイド上の帝国と冷戦ーー韓国初長篇アニメーション『ホンギルドン』における「庶子の美学」 キム・ジュニアン
 1 北宏二/キム・ヨンホァン、「少年倶楽部」から『桃太郎 海の神兵』へ
 2 シン・ドンホン、漫画からアニメーションの製作へ
 3 『ホンギルドン』に至るまでの韓国アニメーションの動力学
 4 在韓USISという役者、そして「自由世界」を演じるアニメーション

あとがき 佐野明子/堀 ひかり

『戦争と日本アニメ』が好きな人には、こんな本

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