あらすじ・内容紹介
PCR、血液培養、尿培養、便培養、髄液検査、イムノクロマト法……。小児感染症診療では数多くの微生物検査が行われていますが、「いつ検査をするべきか」「結果をどう解釈するか」「本当に患者さんのためになっているのか」と迷う場面は少なくありません。しかも、小児では十分なエビデンスがないまま成人の知見が応用されている検査も多く、判断に悩むこともしばしばあります。
本書は、そんな日常診療で直面する疑問をQ&A形式で取り上げ、エビデンスと実際の小児感染症診療の両面からわかりやすく解説します。「小児肺炎に鼻咽頭培養は必要?」「血液培養が必須ではない感染症とは?」「multiplex-PCRはどう使う?」など、現場で遭遇するリアルなテーマを厳選。エビデンスがある部分はその根拠を、十分な根拠がない場面では考え方や判断のポイントを丁寧に示します。
さらに、各章には思わず読んでしまう、こけつき先生と研修医マッキーによる寸劇やコラムを収載し、医師や臨床検査技師ならではの視点や検査室の裏側まで紹介。検査を「出す」だけでなく、「活かす」ための考え方が身につく、小児感染症診療に携わるすべての医療者に役立つ実践書です。