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繰り返すことの民俗学の表紙

繰り返すことの民俗学

辻本 侑生

出版社
柏書房
発売日
2026年09月26日頃
ISBN
9784760156788
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あらすじ・内容紹介

民俗学にとって「日常」とは何か?

民俗学者は日々何をしているのか?

いざ、切実だけど謎に満ちた日常へ!

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数年数十年のスパンで耕作地を移動させてきた、焼畑の民たちへの抑圧。「津波常習地」を生きる人々の弔いや忘却のリズム。伝統的な民俗学が想定してきた「人の一生」には則さない、クィアな人々の記録されない日常。「繰り返し」にとらわれる強迫症患者が日々味わう幸福と災厄、その観念……

〈民俗学はよく「私たちの日常から問いを立てる学問である」と説明されます。(中略)ただ、お正月のお雑煮やお餅についてフィールドワークをしたり考えたりするだけで、本当の意味で日常と研究をつなげていることになるのでしょうか。むしろ、扱うテーマがあまりに日常的なあまり、本当の意味で自身の日常と研究をつなげることに、民俗学者たちはかえって無頓着になりがちなのではないでしょうか。〉(「はじめに」より)

本書では、4つのフィールドを「民俗学的想像力」によってつなぎ合わせながら、当たり前に異なる私たちの多様な日常について考えていく。「現代民俗学」と「日常論」の新たな可能性を探る冒険の書にして、著者初の単著!

●こんな方にもおすすめ
・知らない誰かの旅行記や日記を読むのが好き
・研究者の日常やエスノグラフィに関心がある
・身近な日常を問い直す人文書に関心がある
はじめに
序章 繰り返すことの民俗学
日常の暮らしと繰り返し
クィアな生が繰り返される日常
強迫観念の繰り返される日常
繰り返される日常を捉える民俗学

第1章 焼畑
(1)日常編
焼畑のむらへーーはじめてのフィールドワークと論文
高津さんとの出会い
「「生業」と「遊び」」
「その後」のフィールド
(2)研究編
「日本人=稲作民族」への疑い
焼畑とは何か
焼畑への抑圧

第2章 津波
(1)日常編
被災地での民俗調査ノートから思い出す
「被災地」で「役に立たないといけない」という苦い記憶
先達の民俗学者の道筋をたどって
繰り返し同じ人と場所を訪ねること
(2)研究編
津波常習地とは何か
津波と集落移転の繰り返し
アーカイブズの消失と歴史の共同探究

第3章 クィア
(1)日常編
あなたのクィアはどこから?
クィア・ミニライフヒストリー
「普通」への渇望
「カミングアウト」しているかあいまいな日常
(2)研究編
クィアを捉えてこなかった民俗学
クィアと家族の民俗学
クィアと食の民俗学

第4章 強迫症
(1)日常編
ある一日
買い物に関する不安
強迫症の効用?
誰にでも起こる「普通」から外れる恐怖
(2)研究編
精神疾患とケアの民俗学
「当たり前を疑」いたくない
モノと人との奇想天外な結びつき

終章 切実さと好奇心の民俗学
繰り返されるものの情念
記録されるもの/されないもの
日常と研究を往復すること、制度から逃げ出しつつ、好奇心に導かれて書くこと

おわりに

『繰り返すことの民俗学』が好きな人には、こんな本

内容の近さをもとに、専門から似た読み味の本を選んでいます。

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