あらすじ・内容紹介
人生をやり直したいと願う人々が、縁起のいい「たね銭」を授かりに訪れる出直し神社。
うしろ戸の婆と呼ばれる老女が貧乏神を祀り、十八歳の娘・おけいが、その手伝いをしている。
ある日、神社の境内に一匹の狆と思しき黒い犬が迷い込んできた。
おけいが寺町で話を聞くと、御具足町の福助という人物が、飼っている狆を全部逃がしてしまい探しているという。
思い切って福助の家を訪れるおけいだが、福助は、身長に見合わぬ大きな頭を持ち、顔つきもオカメのように奇妙な男だった……。
厚い人情が心を揺さぶる、読み応え抜群の時代小説第八巻!