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村のこしの由布院の表紙

村のこしの由布院

森 まゆみ

出版社
平凡社
発売日
2026年07月22日頃
ISBN
9784582840070
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あらすじ・内容紹介

「町にとって大事なものは緑と空間と静けさ」
「村おこし」より「村のこし」 --森まゆみ

〈世界の由布院〉に育てた男の、七転八倒、獅子奮迅、起死回生の記録。
「まちづくろい」に取り組んできた著者が、亀の井別荘の主ケンタロウさんに出会って40年。その肉声を伝え、魂に迫る、聞き書きワークの集大成!


大正のころ、祖父中谷巳次郎は別府観光の立役者・油屋熊八に山上の別天地、由布院の亀の井別荘を任された。中谷健太郎は1934年由布院生まれ。伯父の雪の博士・中谷宇吉郎に「東京に出てこい」といわれて上京、東宝の助監督に。60年安保を闘って疲労困憊、「帰りなん、いざ」と故郷の宿屋を継ぎ、次々と文化イベントを繰り出し、由布岳と朝霧だけが売りものの温泉を、清潔な憧れの観光地に変えた。1962年に年間30万人だった観光客は90年には400万人を超えた。しかし、これは成功物語ではない。ケンタロウがめざしたのは「村をのこすこと」。村の付き合い、野焼き、お祭り、神楽、食べ物まで、住民主導まちづくり、村のこしを牽引したスーパースターの「照る日くもる日」曲折の日々--。


【目次】
まえがき
1 中谷家の人びと
2 いつもドンケツーー子ども時代の話
3 憧れの東京へ
4 映画漬けの大学時代
5 東宝演出部に合格
6 助監督の仕事
7 女優さんたち
8 60年安保闘争の時代
9 父の死、帰って宿を継ぐ
10 弟次郎さん、妻明美さんの話
11 キリシタンの里ーー由布院の歴史
12 地域雑誌「花水樹」創刊 1970
13 ヨーロッパ46日間珍道中
14 盆地に馬車を走らす
15 玉の湯の話ーー溝口薫平・喜代子夫妻に聞く
16 コウちゃんのことーー夢想園・志手淑子さんに聞く
17 ゆふいん音楽祭がはじまる 1975
18 湯布院映画祭はじまり、はじまり
19 「この町に子どもは残るか」--住民主役のまちづくりへ
20 農業支援ーー見成寺の和尚さんの話
21 由布院駅完成まで 1990
22 「風の計画」2度目の地域雑誌 1988
23 劇団立見席とゆふいん源流太鼓
24 歌舞伎と落語の話
25 「ふくろうが翔ぶ」日米合同演習@日出生台 1996
26 佛山寺復興 村の暮らしと文化を守る
27 ゆふいん文化・記録映画祭
28 平成の大合併 2005
29 散開の思想ーー食べ物の話
30 父の本棚

最後に
最後の最後に

由布院・中谷健太郎年譜
主な参考文献

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