あらすじ・内容紹介
心の病は脳という臓器の異常に還元できるのか。分子生物学者・精神科医である著者があえて人文諸科学に越境し試みた探究の軌跡。
第1部 統合失調症とは何だろうか
第1章 統合失調症は分子生物学で解明できるのか
第2章 統合失調症は実体種か?
第3章 言語の条件ーー人間にとって統合失調症とは何か
第4章 本質と意識のありか
第2部 精神医学とは何だろうか
第5章 脳でない心ーー心の病は医療化できるか
第6章 近代科学の死角ーー客観と主観の二分構造
第7章 コトの科学とモノの世界ーー精神疾患はモノかコトか?
第8章 「科学」の歴史と病のメタファー
第3部 人間にとっての進化と病
第9章 「進歩」は廻るーー螺旋の哲学
第10章 家族と倫理の起源
第11章 戦争と平和の考古学
第12章 病はどこから来て、どこへ行くのか