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自分の社会学の表紙

自分の社会学

鍵本 優

出版社
日本評論社
発売日
2026年09月07日頃
ISBN
9784535588042
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あらすじ・内容紹介

社会学の立場から「自分」をめぐって理論的に検討し、「自分」が破れるという現象を見出せる具体的なメディア体験を考察する。
第1部 自分の社会学ーー「脱・自分」論の試み
 第1章 「脱・自分」という問い
  1 「脱・自分」とその具体例
  2 「脱」について
  3 「脱」の対象としてのself--従来の諸用語の批判的検討から
 第2章 「自分」という語と概念「脱・自分」論のための認識枠組みへ
  1 「自分」という語に着目する社会学的意義ーー「自己」との比較
  2 語用的特徴からみた「自分」の性質ーー個別性と標準性
  3 「自分」の語と概念の歴史的・社会的経緯ーー近代日本における自分のself化
  4 再帰的な「脱」の対象となる自分ーー明治後末期以降の文学的言説
  5 文化的自己観としての自分と,近現代日本社会における自分のあり方
  6 結論

 第3章 社会学的アイデンティティ論・自己論,および実存社会学の批判的検討
  1 社会学的アイデンティティ論の批判的検討
  2 社会学的自己論の批判的検討
  3 実存社会学の批判的検討
  4 結論
第2部 メディア経験と受動性
 第4章 メディア・オーディエンス論における受動性ーー身体という《場》へ
  1 「受動性/能動性」の探究とその発展的解消
  2 受動性が体現される《場》という考え方の必要性
  3 《場》としての制度身体と,重層的な身体像変容
  4 身体像という観点からみたメディア・オーディエンスの実践
  5 小括
 第5章 音楽オーディエンスのメディア経験ーー音の質感の享受から
  1 音楽享受のもつ,アイデンティティへの構成的機能
  2 音の質感に触れること
  3 自己・自分の揺らぎと身体像変容
  4 小括
第6章 自分がひらかれる深い受動性ーー日本社会での「老いがい」を手がかりに
  1 問いと目的 
  2 「老いがい」を捉えることの難しさ
  3 「老いがい」への問いが生じる地点
  4 「老いがい」のもつ批判的可能性
  5 主体的老年観の限界
  6 社会の制度的次元で生きる自分を破る老い
  7 生成される「老いがい」--社会学的な理論枠組み  
  8 結論
補論 「萎れ」の引き受け
第7章 実存が転換される深い受動性のメディア経験ーー作家・折原脩三の「廻心」を例に
  1 折原脩三における特殊なメディア経験ーー「廻心」について
  2 「廻心」体験の解釈
  3 「廻心」体験への社会学的接近
  4 結論
 第8章 深い受動性を待つ,現代のニヒリズム状況における自分ーー鍋倉夫のマンガ『路傍のフジイ』を手がかりに
  1 鍋倉夫『路傍のフジイ』について
  2 実存転換の発動
  3 「ない」と深い受動性
  4 作品上に現れる「ない」
  5 結論

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