あらすじ・内容紹介
豊臣秀吉が聴き、遊里の民衆に愛された、厳粛なる国歌のルーツ。信長・利休の時代から、明治政府による国歌制定の知られざる舞台裏まで。「公認の歴史」に隠された真実を解き明かす知的新書!
多くの著書で、「幕末から明治にかけて日本に国家が無いことを知り、新政府の幹部となった人物が日頃親しんでいた古今和歌集から取り入れた」とある。しかし、西暦905年の和歌が、1000年近く経て突然蘇るものだろうか。本書では、1000年近くの空白を埋めるどころか、流行した小唄が唄い継がれてきたことを明白にした。不思議な「君が代」の謎を追った一冊。
・まえがき
・太閤秀吉が聴いた「君が代」
・なぜ隆達は「君が代」を歌ったか
・隆達小歌の流行
・隆達は千利休に匹敵する人物
・謎の隆達の人生八十五年
・小唄の天才・隆達出現の背景
・隆達が小唄を歌ったのはいつか
・隆達が豊臣秀頼に贈った「君が代」
・「君が代」の歴史
・江戸時代の隆達節の盛衰
・江戸時代の「君が代」
・「君が代」作成の発端
・誰が「君が代」の歌詞を選定したか
・薩摩琵琶曲「蓬莱山」にある「君が代」
・「君が代」成立の過程
・「君が代」はいつから歌われたか
・明治以降の隆達と「君が代」
・資料