あらすじ・内容紹介
「ポストモダン」や「多文化主義」が一掃したはずの、近代を形作ったヨーロッパの諸概念は、いまなお自身に現実政治をよびこみ、不寛容の暴力をふるい続ける。他者とは、他者の理解とは、いったいなにか。回答のない問いを発しつづける思想史の地層を見つめる。
序章
第I部 多様性を讃えて
1 カリブの人喰い人種
2 言語・人種・多様性
第II部 書斎からの革命
3 童話と政治
4 文学・歴史・革命
第III部 多文化社会の帰趨
5 移民のいない「移民国」
6 「文化」の限界
終章 〈悪しき〉文化について